みずたまの音(おと)のご紹介
水滴が一つ、ぽとりと水面に落ちると、輪が広がっていきます。
水滴どうしが重なれば、形を変え、いろいろな表情を見せます。
一つ一つの作品が、ゆるやかにみなさまの手に渡っていきますように。
そして、いろいろな作品を楽しんでいただけますように。
そんな願いを込めて「みずたまの音」と名付けました。
みずたまの音 がつくる作品
みずたまの音 では、洋服や服飾小物などを手掛けています。
文字どおり、基本的に「水玉」をモチーフにして制作しています。
水玉柄の生地を使ったものもあれば、無地でもどこかに水玉が隠れていたりします。
・水玉でも可愛くなりすぎず、どこかハンサムですっきりとしたデザインのもの
・オン(仕事やお出かけ)にもオフ(休日・リラックスしたい日)にも使っていただけるようなデザインのもの
を作るよう心がけています。
制作者プロフィール
pois*pois(ぽわ*ぽわ)
服飾作家
服飾工房 みずたまの音 主宰
岐阜県出身、愛知県在住。
2005年 名古屋モード学園ファッション技術学科卒業。
臨床検査技師資格も保有しています。
岐阜に生まれて
岐阜は古くから繊維業・アパレル業が盛んで、ファッションの街と言われています。
私の祖母も母も服を作る人でした。
そんな環境もあり、気づけば自然と服づくりに興味を持つようになっていました。
母は新聞紙を使って型紙づくりを教えてくれました。でも描いた線がよく見えないので困りました…。
服づくりのことで、聞きたいときにすぐ聞ける環境があったのは良かったと思っています。
子どもの頃から、なぜか水玉に惹かれています。
水玉柄の服を初めて作ったのは中学生のとき。
ツーピースを制作し、校内で金賞をいただきました(恐縮です)。
進路は医療系
高校卒業後は医療系の大学に進学。
服とは全く関係ない業界です。
というのも、実は子どもの頃から医療関係の仕事に興味がありました。
将来は何になりたいかと聞かれたときはいつも「看護婦さん」と答えていたくらいです。
進路を選択するとき、洋服の道と医療の道で迷いましたが、まずは資格が取れる医療のほうへ進みました。
臨床検査技師の仕事
大学で学び、臨床検査技師の資格を取り、医療系の会社に就職。
仕事では検診車に乗って、岐阜・愛知県内の企業や学校を回っていました。
仕事は朝早くから始まります。会場の設営のため、重い機械も運びます。
私の担当は心電図や視力検査・採血などなどその日によって変わりますが、健診にはお客さまが途切れずやってくるので休む暇もほとんどありません。
体力勝負でけっこう大変でした。
その頃も、会社勤めをしながら趣味で服は作っていました。
パタンナーの道へ
医療の仕事をしているうちに、「やはり服づくりをちゃんと勉強したい」と思いはじめました。
その後会社を退職し、クリニックでアルバイトをしながら、名古屋モード学園ファッション技術学科に入学。
そこで「パタンナー」としての勉強を本格的に始めました。
パタンナーとは?
「パターン」は型紙のことです。「パタンナー」は型紙づくりの専門職です。
服づくりは大まかに、
デザイン
→ パターン作成(型紙づくり)
→ 仮布で作成(服を仮に作り、ボディと呼ばれる人型に着せて調整)
→ パターンの引き直し
→ パターン完成
→ 生地の裁断
→ 縫製
という流れになります。
パターンは、人体の特徴に合わせて曲線・直線を組み合わせながら線を引いていきます。
途中の[仮布で作成 → パターンの引き直し]の工程は何度も繰り返します。
例えば、素敵な洋服のデザイン画があっても、パターンができなければ服にはなりません。
しかもパターンの出来によって、仕上がりは美しくも格好悪くもなります。
もちろん縫製も大切ですが、上手く縫えてもパターンがイマイチだとそれなりの仕上がりです。
つまり「服飾はパターンがすべて」と言ってもいいくらい、パターンがポイントになります。
パターンの修行はハード…
学校では服飾を基礎から4年間学びました。
とにかく課題が多く、毎日ひたすらパターンを描いていました。
先生から出されたデザイン画をパッと見てその場でパターンを描く、その繰り返しです。
もう何百枚描いたか思い出せません。
その猛特訓のおかげで、「パターンを描くこと=型紙づくり」には自信があります。
子育てと制作の日々
現在小学生の息子がいます。毎日ドタバタです。
息子が学校に行っている間が制作時間です。
一人で作業していますので大量生産は難しいですが、一つ一つ心をこめて制作しています。
お手に取っていただけたら嬉しいです。
連絡先
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【TEL】052-728-2239(平日10~18時) (株)ジクージン名古屋事務所内[担当:小野]
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